第13回勉強会「腰部・骨盤帯の理学療法」


 第13回は「腰部・骨盤帯の理学療法」と題してなかじま整形外科・小児科クリニックより武田と樋口が担当させていただきました。

 

 日本において有訴率第一位であり、国民の8割以上が腰痛を経験していると言われております。医療技術が日進月歩で発展しているのにも関わらず腰痛患者数は増加の一途をただっております。しかも、腰痛患者の85%は非特異的腰痛に分類され、そのことが治療選択の決定を困難にさせる大きな要因となっていると考えられます。

 

 今回はこうした腰痛の背景を踏まえ、痛みの原因を多角的に捉えられるように「痛み」についての知識整理からレクチャーいたしました。決して構造的な問題だけが腰痛の原因となっているわけではなく、心理的な要因や社会的な問題が背景にあり、痛みを増幅している可能性があります。身体的特徴だけに囚われないよう注意していく必要があることを確認いたしました。その後、腰部・骨盤帯の代表的な整形外科的評価や普段私たちが用いている評価方法の提示をしました。評価の意味を考えて一つずつ丁寧に評価する必要があります。

 

 治療法については徒手療法と運動療法に分けて説明させていただきました。特に運動療法では腰部・骨盤帯の受動組織に負担がかからぬように、腹圧を維持して脊柱をニュートラルポジションにしたまま運動できることを目標にしています。理学療法士が構造的な破綻を直接的に治療することは難しいですが、機能面を高め構造的負担を軽減することは可能です。

 

 85%の腰痛がはっきりとした原因がわからないこそ、今後は確かな評価方法、治療方法の確立が必要です。少しでも患者さんの力になれるよう、今後もみなさんとディスカッションを重ねながら患者さんに還元できるように頑張りたいと思います。

 

 今後もよろしくお願いします。

 

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